CO2等の温室効果ガス濃度の上昇は地球温暖化だけでなく、ゲリラ豪雨の頻発化、海面水温や海面水位の上昇、台風の巨大化等を引き起こし、生活に直撃する脅威となっています。

土木事業による治水対策は降雨量に対する効果が計算できるため、分かりやすく確実な成果を積み上げることができます。しかしそれに比べ環境面での対策は、直接目に見えにくく、すぐ治水対策に効果を発揮するものではありません。

しかし今立ち止まり、将来をしっかりと見据え、再生可能エネルギーの利用促進と脱炭素型の都市・地域づくりを目指すことはとても重要であり、SDGsの17の目標のうち、目標13「気候変動に具体的な対策を」をはじめとする多くの目標に貢献し、未来を守ることにつながります。

令和2年10月、私は「政策条例策定検討会議」構成メンバーとして選出され、10名の議員とともに1年間議論を重ね、「愛知県木材利用促進条例」をとりまとめました。

本条例は令和4年4月より施行されています。木を育てることで温暖効果ガスであるCO2が吸収され、育った樹木を建材などに有効利用することでCO2を閉じ込める。気の長い話のように思われるかもしれませんが、未来を守るために1つ1つ実行してまいります。

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