CO2等の温室効果ガス濃度の上昇により地球温暖化が進み、ゲリラ豪雨の頻発化、海面水温や海面水位の上昇、台風の巨大化等を引き起こし、生活に直撃する脅威となっています。
激甚化が進む水災害に耐えるには、将来的に温室効果ガス排出量をコントロールすることがとても重要です。しかし喫緊の課題として、水災害を防ぐには河川改修・治水対策を加速させなければなりません。
日光川水系においては現在施工が進む「日光川2号放水路」の完成を急ぎます。排水能力は1秒間に60㎥となる計画です。またその上流でボトルネックとなっている割田橋の改修も必要です。令和5年1月に地元説明会を開催し、事業化へと着実に進めてまいります。更に江南市から流れ込む日光川上流部(瀬部地区)には調節池を設けるなど、治水対策計画を進めているところです。
青木川水系ではボトルネックとなっている三ツ井橋改修がいよいよ事業化されるのと併せ、第3・第4調節池(千秋町・江南市五明)の完成も急ぎ、効果を発現させます。また護岸改修が未整備となっている緑葉側や青木川の一部については早期事業化を求めてまいります。
これら大きな整備計画以外にも、多くの水系において対策実施計画区間は多く、また農業用水の改修も着実に進めているところです。
しかし予算は無限ではないため、皆さんの声を伺いながら、引き続き対策を進めてまいります。