南海トラフ巨大地震はいつ私たちを襲ってくるのでしょう?その際に自宅の倒壊や、電気・水道・ガス・通信などライフラインの停止が危惧されています。

そのような大災害が襲来したとき、多くの方が安全に避難できる場所を確保するため、地域の学校体育館の多くが災害対策基本法に基づく避難所として指定されています。

しかし、近年の夏の暑さは尋常ではありません。灼熱の真夏、太陽からの輻射熱で屋根温度は60℃近くにまで上がります。断熱性能がなく、そしてエアコンも設置されていないサウナと化した学校体育館を避難所として使用することは、現実的に不可能であります。

体育館への空調設備の設置は、日常、児童生徒の授業や部活動、地域住民のコミュニティー活動の場として必要である上に、大規模災害時には避難所としての役割を果たすことから、空調設備の設置が極めて重要です。更に言及するならば、東日本大震災や熊本地震等の大規模災害時には、ネットワーク型

インフラである電力や都市ガスは長期間にわたり供給停止となりましたが、LPガスは自立型分散型エネルギーの特性を遺憾なく発揮し、その軒下在庫により供給停止することもなく、被災した当日からLPガスを利用することができました。

今後、空調設備の設置を進めるにあたり、災害時にあってもその空調設備が利用できることが大前提です。そこで、防災面からも電気や都市ガスと比較して災害時に強いLPガス方式による電源自立型エアコンの設置を目指してまいります。
〈関連する私の議会議事録〉
https://www.pref.aichi.dbsr.jp/index.php/9020127?Template=document&VoiceType=all &VoiceID=49460#all

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